【12月24日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)のシングルスで通算4勝を誇るキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏が23日、来年3月にメキシコで開催されるモンテレイ・オープン(Abierto GNP Seguros 2020)で現役に復帰する計画を発表した。

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 2007年5月に一度引退し、第1子出産後の2009年8月にカムバックを果たした36歳のクライシュテルス氏は、2011年に再び現役を引退。当初は、来年1月に行われる全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)前での2度目の競技復帰を目指していたが、膝のけがで予定を延期していた。

 この日、ソーシャルメディアに動画を投稿したクライシュテルス氏は、問題の故障については「まだ完治していない」としながらも「あと数週間ほど我慢すれば準備が整う」「休むのはもう十分」と語った。

 モンテレイ・オープン(3月2日から8日)の後は、2度の優勝経験を誇るBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2020、同11日から22日)、ボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2020、4月6日から12日)に出場する意向だという。

 1997年にプロに転向したクライシュテルス氏は、2005年と2009年、2010年には全米オープン(US Open Tennis Championships)、2011年には全豪オープンで優勝するなど、キャリア通算41勝を記録。世界ランク1位に到達したのは2003年が初めてで、1度目の現役復帰後の2011年2月にも王座に就いた。(c)AFP