トッテナム会長、前指揮官の解任は「最も難しい決断」
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【12月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のダニエル・レビー(Daniel Levy)会長は、前指揮官であるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏の解任はこれまでで最も難しい監督交代だったと述べ、同氏の復帰についても可能性を残した。
思わしくないシーズンスタートとなったトッテナムのレビー会長は11月、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の決勝進出から半年もたたないうちにポチェッティーノ氏の解任を決断した。
これまでで最も難しい監督交代になったかと問われたレビー会長は、英夕刊紙ロンドン・イブニング・スタンダード(London Evening Standard)に「5年半以上にわたってマウリシオと関係を構築してきたことを理解する必要がある」とコメントした。
「望んでいたことではまったくない。個人的にも信じられないほど難しい決断だったし、彼にそのことを伝えると理解してくれた」
「彼は(長く)サッカーの世界にいるから理解している。悪気はないし、彼は強くなって戻ってきて他の素晴らしいクラブを率いるチャンスに恵まれると確信している」
また、将来的にポチェッティーノ前監督のトッテナム復帰はあり得るかと問われると、レビー会長は「なぜないと言える? どんなことにもドアは閉ざしていない」と答えた。
アーセナル(Arsenal)とエバートン(Everton)が時間をかけて新指揮官を選んでいるのに対し、レビー会長はポチェッティーノ氏の解任から12時間もたたないうちにジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を招聘(しょうへい)した。
モウリーニョ監督はトッテナムを4位チェルシー(Chelsea)と3ポイント差のところまで浮上させるなどチームの運命を好転させており、両クラブは22日に直接対決を控えている。
レビー会長は同紙に、モウリーニョ監督と話したのは今シーズンが初めてだったと明かした。
「正確には覚えていないが何年か前、われわれは彼に興味を持っていた」「だが、私はジョゼと一度も話したことがなく、話し合いの機会もなかった」
「また、彼を招聘できるかどうかはマウリシオとはまったく無関係だった」
「ジョゼと初めて話したのがいつなのかは思い出せないが、私が一度心の中で決断すれば、われわれは変化を起こさねばならなかった。内部では興味を持っている複数の候補者の名前を把握していたが、間違いなくジョゼが第一候補だった」 (c)AFP