【12月18日 AFP】国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は17日、世界ロードレース選手権(WGP)のMotoGPクラスに参戦しているアプリリア(Aprilla Racing Team Gresini)のアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)に対し、ドーピング検査で陽性反応を示したとして暫定資格停止処分を科したと発表した。

 現在30歳のイアンノーネは、先月3日に開催されたマレーシアGP後に行われた抜き打ちの尿検査でアナボリックステロイド(筋肉増強剤)に陽性反応を示したという。今後は異議申し立てを行い、B検体の検査を要求することができる。

 イアンノーネはインスタグラム(Instagram)に「私は完全に落ち着いている。ファンとアプリリアには安心してほしい」「今シーズンを含め、私は何年にもわたって継続的に検査を受け続けてきた。もちろんいつも陰性だったから、今回の件で前向きな結果が得られることを確信している」と記した。

 今季のMotoGPクラスで計43ポイントを挙げたイアンノーネは総合16位に終わり、年間王者に輝いたレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)に大差をつけられた。(c)AFP