【12月17日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ミシェル・プラティニ(Michel Platini)氏が前会長の在任中に受け取った200万スイス・フラン(約2億2000万円)の返還を求めて、スイス裁判所に提訴したことを明らかにした。

 FIFAは2015年、不正に報酬を受け取ったとして当時副会長だったプラティニ氏に資格停止処分を科した。これに対し、プラティニ氏は一貫してFIFAを非難しており、同氏はかつての盟友であるジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)前会長と対立している。

 前週にAFPが確認した書類の中で、FIFAは、ブラッター前会長からプラティニ氏に「不正に支払われた金銭の返還を求めて」年内に法的手段に出る意向を示していた。

 FIFAはその手続きを開始したことを明らかにし、「スイス連邦最高裁判所でも、この200万スイス・フランが『不適切な支払い』であるとの見解が示されている」と述べた。(c)AFP