現代社会の負と闘う世界の10代、銃規制から地球温暖化まで【再掲】
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■運動の継続
だが、たとえソーシャルメディアによって人々の関心や支持者が集まったとしても、この若い世代が真の変化をもたらすことができるという保証にはならないと、エイブラムス氏は強調する。「いつも存在する大きな問題は、運動を継続できるかどうかという点だ」「社会的変化はゆっくり起こる。何年もかかる」とエイブラムス氏。
学生たちは来ては去り、卒業もする。多くの学生運動が一気に拡大し、やがて失速し消滅してしまう様子を目の当たりにしてきたと同氏は語った。
ホッグさんも自身がそうした学生の一人になると予想している。彼は高校卒業後に、ギャップイヤー(休学期間)を利用して全米を旅することにしている。米ハーバード大学(Harvard University)に入学する前に、少し活動のアクセルを緩めるつもりだ。「以前ほど運動には関わらなくなると思う。でも僕たちの影響力は変わりません」「この運動に参加している人は大勢いる。僕たちの運動は、日に日に勢いを増している」
銃規制のような難しい問題に変化を起こすためには何年もかかることも、ホッグさんは十分気付いている。「時間はかかるでしょう」「今はまだその年齢に達していない子どもが、議員に立候補するようになるまでくらいは」 (c)AFP/Catherine TRIOMPHE