【12月12日 AFP】19クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)は11日、1回戦が行われ、開催国王者のアル・サード(Al-Sadd、カタール)が延長戦の末、セミプロチームのヤンゲン・スポール(Hienghene Sport、ニューカレドニア)を3-1で下した。

 オセアニア王者を下したシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が率いるアル・サードは14日、2回戦でCONCACAFチャンピオンズリーグ(2019 CONCACAF Champions League)を制したモンテレイ(CF Monterrey、メキシコ)と対戦する。

 この2回戦の勝者は18日、欧州チャンピオンであるリバプール(Liverpool FC)との準決勝に臨むことになる。

 スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のレジェンドであるシャビ監督は英BBCに「われわれには多くのチャンスがあった。後半、立ち上がりを除けばゴールを決められる感じはしなかった」とコメントした。「とても苦しんだ。相手以上のプレーは見せたが、それでも多くのチャンスを逃してしまった」

 26分、バグダード・ブーンジャー(Baghdad Bounedjah)の得点で先制したアル・サードは、アジア・サッカー連盟(AFC)の年間最優秀選手に選ばれたアクラム・アフィフ(Akram Afif)がネットを揺らすも、オフサイドによりこのゴールは認められなかった。

 アル・サードは46分、アミー・ロイヌ(Amy Roine)にネットを揺らされ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末に得点が認められると、スコアは1-1になった。

 しかし延長戦ではホームゲームとなったアル・サードのコンディションの良さが顕著になり、アブドゥルカリム・ハサン(Abdelkarim Hassan)のFKとペドロ・コレイア(Pedro Correia)のゴールで勝利を手にした。(c)AFP