【12月22日 AFP】19クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)は21日、決勝が行われ、リバプール(Liverpool FC、イングランド)は延長の末に1-0でフラメンゴ(Flamengo、ブラジル)に勝利し、大会初優勝を果たした。

 リバプールは延長前半にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が決勝ゴールを奪取し、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督も「非常に衝撃的」と評するクラブW杯優勝を飾った。

 リバプールは後半アディショナルタイムにサディオ・マネ(Sadio Mane)がフラメンゴのラフィーニャ(Rafinha)に倒されてPKを獲得したが、カタールの主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のシステムを使って映像をじっくり検証した結果、判定を覆し、勝負は30分間の延長戦に持ち込まれた。

 それでも迎えた99分、リバプールはマネのパスを受けたフィルミーノが相手GKジエゴ・アウベス(Diego Alves Carreira)が前へ出てくるのを待つと、低いシュートを決めて熱戦を制した。熱烈なサポーターの後押しを受けたフラメンゴだったが、ここでついに力尽きた。

 フィルミーノは、後半アディショナルタイムに決勝点を決めたモンテレイ(CF Monterrey、メキシコ)との準決勝に続く殊勲のゴール。クロップ監督も「彼のあのゴールにはこの上なく満足している。試合前には、南米の人たち、特にブラジルのファンにとってのこの大会の意味をたっぷり話し合った」「彼にとってこの大会は世界で、その思いが助けになったし、何より衝撃的なゴールだった」と話した。

 リバプールはこれで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)に続く2019年三つ目のタイトルを獲得し、輝かしい1年を優勝で締めくくった。

 同日行われたアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)対モンテレイの3位決定戦は、モンテレイが両チーム2-2で迎えたPK戦を4-3で制し、勝利を収めた。(c)AFP/Andy SCOTT