【12月19日 AFP】19クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)は18日、準決勝が行われ、リバプール(Liverpool FC、イングランド)は試合終了間際に途中出場のロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が決勝ゴールを決め、モンテレイ(CF Monterrey、メキシコ)を2-1で下した。

 決勝に駒を進めたリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、フラメンゴ(Flamengo、ブラジル)との「非常にタフな試合」を楽しみにしていると語った。

 ナビ・ケイタ(Naby Keita)の得点で先制したリバプールは、すぐさまロヘリオ・フネス・モリ(Rogelio Funes Mori)に同点弾を許したが、91分にはフィルミーノが同じくベンチスタートだったトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)のクロスを押し込んだ。

 クラブW杯に出場するため、優勝に向けて突き進んでいたプレミアリーグでの戦いを中断しなければならなかったリバプールは、この接戦をものにできたことに胸をなで下ろすだろう。

 初優勝に向けて駒を進めたリバプールだが、ジョルジュ・ジェズス(Jorge Jesus)監督の下でリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2019)とカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部を制したばかりのフラメンゴを倒さなくてはならない。同チームは17日の準決勝でアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)に3-1で勝利しており、決勝までの準備日数はリバプールよりも1日多い。

 フラメンゴ戦の展望を問われたクロップ監督は、「とてもタフな試合になる」「フラメンゴはすでにシーズンを終えていて、フルメンバーでこの大会に来た。われわれはできるだけ早く回復し、準備を整えなければならない」とコメントした。

 両チームは1981年のインターコンチネンタル・カップ(トヨタカップ、Toyota European/South American Cup)でも顔を合わせており、このときはジーコ(Zico)氏がキャプテンを務めるフラメンゴが、ボブ・ペイズリー(Bob Paisley)氏が率いるリバプールを3-0で下している。(c)AFP/Andy SCOTT