【12月11日 AFP】(更新)米フロリダ州ペンサコラ(Pensacola)の海軍航空基地で訓練を受けていたサウジアラビア空軍少尉が発砲事件を起こしたことを受けて、米国防総省は10日、国内におけるサウジ軍訓練生の実技訓練を一時中止したと発表した。

 国防総省によると、サウジ軍訓練生は引き続き座学を受けるが、実技は安全性の見直しが完了するまで中止される。

 サウジ空軍少尉のムハンマド・アルシャムラニ(Mohammed Alshamrani)容疑者(21)は6日、基地内の受講室で発砲し3人を殺害、8人を負傷させた後、警察に射殺された。

 国防総省によると、デービッド・ノーキスト(David Norquist)国防副長官は、外国人訓練生の選抜方針の見直しを10日以内に完了するよう命じた。

 実技訓練の一時中止は米国内のサウジ軍訓練生全員に適用され、航空訓練生は地上待機することになる。(c)AFP