【12月11日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は10日、グループF第6節が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアンス・ファティ(Ansu Fati)の大会最年少ゴールなどでインテル(Inter Milan)を2-1で下した。一方、控えメンバー中心のバルセロナにホームで敗れたインテルは、グループステージ敗退が決まった。

 すでに首位通過を決めていたバルセロナは、先日6度目のバロンドール(Ballon d'Or)を受賞したリオネル・メッシ(Lionel Messi)ら多くの主力を温存し、敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)での一戦に臨んだ。

 バルセロナは23分、チャンピオンズリーグ初出場となったカルレス・ペレス(Carles Perez)が先制点を奪うと、前半終了間際にロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の強烈なシュートで試合を振り出しに戻されたが、ギニアビサウ出身で17歳のFWファティが86分、ルイス・スアレス(Luis Suarez)の落としを拾うと勝ち越しとなるゴールを突き刺し、大会最年少得点記録を更新した。

 インテルは今大会5得点を挙げていたラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)とルカクの2トップが、この日はオフサイドで3度ノーゴールとなった。

 インテルは勝利すれば決勝トーナメント進出が決まったが、結果的にヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)に回ることになった。同日にスラビア・プラハ(Slavia Prague)を2-1で下したボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がグループ2位通過を決めている。

 インテルを率いるアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、「ファティのゴールをリプレーで見ると心が痛い」「あれでわれわれは膝から崩れ落ち、あらゆる意味で息の根を止められた」「最後のところで決定力を欠いた。選手たちを責めることはほとんどない。全力を尽くしてくれた」とコメントした。(c)AFP