【12月10日 AFP】米大学野球の元選手で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療研究支援を目的にバケツに入った氷水を頭からかぶって募金するチャリティー運動「アイスバケツチャレンジ(Ice Bucket Challenge)」を発案したALS患者の男性が死去した。34歳だった。男性の家族が9日明らかにした。

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 米国で「ルー・ゲーリック病(Lou Gehrig's disease)」とも呼ばれるALSを発症したボストン(Boston)地区出身のピート・フレーツ(Pete Frates)さんは、2014年にソーシャルメディアで大流行したアイスバケツチャレンジの発案者の一人。氷水をかぶってその様子を撮影した動画をネットに投稿してから医療研究支援のための寄付を行い、次の挑戦者を指名するというこの運動に多くの人が参加した。スポーツチームの全員が参加した例もあった。

 米俳優のトム・クルーズ(Tom Cruise)さんや、映画監督のスティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏、マイクロソフト(Microsoft)の創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏、さらにはジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)元大統領もチャレンジに参加し、運動が広まった。

 筋肉を動かす神経が障害を受け、次第に筋肉が痩せて力がなくなるALSの研究のために、アイスバケツチャレンジは2億ドル(約200億円)以上の寄付金を集めたと報じられた。

 フレーツさんの友人で慈善家のコーリー・グリフィン(Corey Griffin)さん(27)は、アイスバケツチャレンジ運動を広めることに貢献したが、オンライン上でこの運動が社会現象になった直後に水泳中の事故で亡くなっている。(c)AFP