【12月10日 AFP】米大リーグ(MLB)のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)からフリーエージェント(FA)になっていたスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)投手が、7年総額2億4500万ドル(約266億円)という同リーグの投手では史上最高額となる契約で残留する見通しだと、9日に米メディアが報じた。

 ナショナルズがヒューストン・アストロズ(Houston Astros)を相手に番狂わせを起こした今季のワールドシリーズで最優秀選手(MVP)に輝いたストラスバーグは、残り4年となっていた契約を破棄したためFAになっていた。

 MLB投手の契約でこれまでの最高額は、デビッド・プライス(David Price)がボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)と結んだ2億1700万ドル(約235億円)だった。

 ストラスバーグの平均年俸3500万ドル(約38億円)も、アストロズのザック・グレインキー(Zack Greinke)の3150万ドル(約34億円)を上回り最高額となる。

 31歳のストラスバーグは今季のレギュラーシーズンでナ・リーグ最多の209イニングを投げ、18勝をマーク。ポストシーズンでは5勝0敗の成績を残し、登板した6試合で47奪三振、防御率1.98という数字を残した。さらにワールドシリーズでは、第6戦で8回まで好投を見せるなどロードで2勝を収めた。(c)AFP