【12月9日 AFP】19-20スペイン1部リーグは8日、第16節の試合が行われ、レアル・ベティス(Real Betis)はホアキン・サンチェス(Joaquin Sanchez)がリーグ最年長記録となるハットトリックを記録し、ホームでアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に3-2で勝利した。

 ホアキンにとってはこれがプロキャリアで初めてのハットトリックで、キックオフから20分での達成はリーグ史上7人目となった。

 また38歳140日での達成は、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属していたアルフレッド・ディ・ステファノ(Alfredo Di Stefano)氏が55年前にマークしたリーグ最年長記録を更新している。

 2分、11分、20分にそれぞれゴールを挙げたホアキンは、インスタグラム(Instagram)に投稿した祝福のビデオメッセージの中で、「この日のことは一生忘れないだろう」と語った。

 イニャキ・ウィリアムス(Inaki Williams)にPKを決められたベティスは、75分にもユーリ・ベルチチェ(Yuri Berchiche)にゴールを許して追いつかれそうになるも、なんとか持ちこたえ勝利を手にした。

 スペイン代表としても51試合に出場しているホアキンはベティスでプロキャリアをスタートさせると、バレンシア(Valencia CF)やマラガ(Malaga CF)、フィオレンティーナ(Fiorentina)でプレーした後、2015年には古巣に感動的な復帰を果たした。

 スペイン1部リーグで533試合に出場し70得点以上をマークしているホアキンの活躍によりリーグ3連勝となったベティスは、11位に浮上している。

 一方、ベティスのライバルであるセビージャFC(Sevilla FC)は、昇格組のオサスナ(CA Osasuna)と1-1で引き分け足踏みする形となった。

 アウェーのセビージャは11分、ムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)がカーブのかかったシュートを決め先制に成功したが、前半終了間際にエセキエル・アビラ(Ezequiel Avila)に同点弾を許し、その後は勝ち越しゴールを決められなかった。

 ドローに終わったセビージャは3位のままとなり、消化試合数が一つ少なく18日に直接対決を控えているレアルとFCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点3差をつけられている。(c)AFP