【12月9日 AFP】19-20フランス・リーグ1は7日と8日、第17節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の1得点1アシストなどでモンペリエ(Montpellier HSC)に3-1で勝利した。

 開幕戦で黒星を喫したものの、その後はホームで無敗をキープしていたモンペリエは41分、ダニエル・コングレ(Daniel Congre)のヘディングシュートがPSGのレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)の手に当たり、オウンゴールで先制した。

 モンペリエの本拠地スタッド・ラ・モッソン(Stade de la Mosson)ではここ3試合勝てていないPSGは、プレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)とイドリッサ・ゲイェ(Idrissa Gueye)が負傷したため、序盤で二枚のカードを切らざるを得なかった。

 しかし72分、ネイマールを倒して二度目の警告を受けたモンペリエのペドロ・メンデス(Pedro Mendes)が退場となり、このプレーが試合の行方を左右することになった。

 約23メートルの距離からFKを獲得したネイマールは、カーブのかかった鮮やかなシュートをゴール隅に突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 さらに、リーグ戦での6点目をマークしたネイマールからパスを受け取ったキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、カットインからアルノー・スケ(Arnaud Souquet)をかわしてゴールを決め、PSGが逆転に成功した。

 そして同点弾から7分後の81分、ネイマールがパスを送ると左サイドで抜け出したエムバペが右足アウトサイドで見事なクロスを供給し、最後はマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がボレーで3点目を決めた。

 また8日の試合では、2位のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)がボルドー(FC Girondins de Bordeaux)を3-1で退けて6連勝を飾り、PSGとの勝ち点差5を維持した。

 好調マルセイユは、ホームに集まった5万2000人の観客の前でジョルダン・アマヴィ(Jordan Amavi)、モルガン・サンソン(Morgan Sanson)、ネマニャ・ラドニッチ(Nemanja Radonjic)が得点を記録した。

 国内で他を圧倒するPSGの真の挑戦者になるのは困難を極めるが、ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)がけん引するマルセイユはこの試合でもエキサイティングなパフォーマンスを披露し、来季欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の舞台に復帰する可能性はますます高まっているように思われる。

 リーグ1では上位3チームにチャンピオンズリーグ出場権が与えられることになっており、31分にヤシン・アドリ(Yacine Adli)に先制点を許し肝を冷やしたものの逆転勝利した2位のマルセイユは、4位レンヌ(Stade Rennes FC)に7ポイント差をつけている。(c)AFP/Terry DALEY