【12月7日 AFP】19-20スペイン1部リーグは6日、第16節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は敵地でビジャレアル(Villarreal CF)とスコアレスドローに終わった。タイトル獲得の望みが薄くなっていく中で、ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の手腕を疑問視する声も高まってきている。

 前週ホームで行われたFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で敗れていたアトレティコは、消化試合が二つ少ないバルセロナとレアル・マドリード(Real Madrid)とのポイント差が5となっている。

 両チームとの勝ち点差は、ウインターブレークまでに2桁に広がる可能性もある。そうなった場合は、特に後半戦に控えるバルセロナとレアルとの直接対決がともにアウェーで行われることを考慮すると、差を縮めるのは難しくなるとみられる。

 シメオネ監督は試合後「今は勝つことに苦労しているが、一つ勝てば一気に状況も変わってくるだろう」とコメント。この日は再び攻撃陣が不発に終わり、ビジャレアルに簡単に勝利を奪われてもおかしくなかった中で、「たくさんのチャンスをつくりながら得点が出なければ、選手が不安になるのは当然だ」「冷静さを維持しなくてはいけない」と続けた。(c)AFP