【12月3日 AFP】イングランド・フットボールリーグ2(4部)のフォレスト・グリーン・ローバーズ(Forest Green Rovers)は2日、世界一エコなサッカークラブとしての取り組みを進めるべく、今後竹製のシンガード(すね当て)を装着すると発表した。

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 環境問題への取り組みについて、国際サッカー連盟(FIFA)や国連(UN)から認められているフォレスト・グリーンは、すでに今季初め、竹素材のユニホームに切り替えた史上初のチームとなっていた。

 現在は米国のメーカーと共同で環境に優しい竹製シンガードの製造に取り組んでおり、「当社は竹製のシンガードに切り替える初めてのプロチームとなり、主にプラスチックが材料の現行製品から離れる」「この控えめなシンガードは、耐衝撃性と抗菌性も兼ね備えている」とのコメント文を発表した。

 クラブのデール・ビンス(Dale Vince)会長は、竹がシンガードの素材として理想的であると強調し、「竹は自然の驚異だ。あり得ないほど耐久性があり、超軽量で地球に優しい素材となっている。まさにシンガードにうってつけの材料であるのと同時に、地球や選手たちにとってもより良いものだ」と述べた。

「プラスチックの使用削減は気候危機と闘うための重要な要素であり、これに取り組む上でスポーツには大きな役割がある」 (c)AFP