【12月3日 AFP】イタリア・セリエAで最下位に沈むブレシア(Brescia Calcio)は2日、ファビオ・グロッソ(Fabio Grosso)監督をわずか3試合で解任し、前任のエウジェニオ・コリーニ(Eugenio Corini)氏を解雇から1か月足らずで呼び戻した。

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 イタリア代表の一員として2006年のW杯(World Cup)を制した42歳のグロッソ監督は、ブレシアがリーグ19位につけていた先月5日に指揮官の座を引き継いだ。しかし、同30日のアタランタ(Atalanta)戦で就任後3連敗を喫し、失点も合計10に上る中でチームを去ることになった。

 また、チームのスター選手であるFWマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)と対立し、練習意欲に欠けているとして先日の試合では同選手をメンバーから外していた。

 現役時代にはインテル(Inter Milan)やユベントス(Juventus)でプレーしたグロッソ監督は、ユベントスのユースチームで指導者としてのキャリアを開始した後、当時セリエBだったFCバーリ(FC Bari 1908)を1シーズン率い、昨季はエラス・ベローナ(Hellas Verona)で指揮を執った。

 一方のコリーニ氏は、先月3日のベローナ戦でチームが1-2で敗れた後に解任されていた。この試合では、バロテッリに対する人種差別行為が影を落としていた。(c)AFP