【12月3日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」が選出するバロンドール(Ballon d'Or)の表彰式が2日、仏パリで行われ、ユベントス(Juventus)のDFマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)が21歳未満の年間最優秀選手に贈られるコパ・トロフィー(Kopa Trophy)を、リバプール(Liverpool FC)のGKアリソン(Alisson Ramses Becker)が新設された最優秀GK賞のヤシン・トロフィー(Yashin Trophy)をそれぞれ受賞した。

 20歳のデ・リフトは昨シーズン、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で4強入りしたアヤックス(Ajax)で主力として活躍し、オランダ1部・エールディビジ優勝に貢献。その後のオフシーズンに8550万ユーロ(約103億円)の移籍金でユベントスに加わった。

 1958年のバロンドールを受賞した戦後のスター選手で、レアル・マドリード(Real Madrid)やフランス代表で活躍したレイモン・コパ(Raymond Kopa)氏にちなんで名付けられたこの賞は昨年創設され、フランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が初代受賞者となった。

 また、旧ソ連代表の伝説的GKレフ・ヤシン(Lev Yashin)氏の名前から名付けられたヤシン・トロフィーは、アリソンが初代受賞選手となった。リバプールのチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、ブラジル代表でもコパ・アメリカ(2019 Copa America)優勝を経験したアリソンは、バロンドールの男子部門でも7位に入った。(c)AFP