アーセナルのリュングベリ暫定監督、正式就任は「いずれ分かる」
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【12月1日 AFP】退任したウナイ・エメリ(Unai Emery)監督に代わり、イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)を率いることになったフレドリク・リュングベリ(Fredrik Ljungberg)暫定監督が、初陣となるノリッジ・シティ(Norwich City)戦を前に、正式な指揮官就任はひとまず考えていないと話した。
アーセナルは先月29日限りで1年半の平凡なエメリ政権に幕を下ろし、アシスタントを務めていた42歳のリュングベリ氏を指揮官に昇格させた。
しかし本人は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、正式な指揮官の座を希望するかはまだ考えていないと話し、「それはいずれ分かるだろう」「今はこの仕事を学んでいる最中」「大きな責任があるし、今は目の前の試合に集中するだけだ」とコメントした。
リュングベリ暫定監督にとっては、チームが現在の苦境から抜け出すことが最初の仕事になる。アーセナルは公式戦7試合連続で勝利から遠ざかっているが、これはジョージ・グラハム(George Graham)監督時代の1992年に記録した8試合未勝利以降では最悪の記録。またリーグ戦は3分の1を消化した段階で、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場の最後の1枠である4位と勝ち点8差の暫定8位となっている。
リュングベリ暫定監督は、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)元監督が率いた2003-04シーズンの「無敵」のアーセナルの一員で、所属した9年間で200試合以上に出場し、プレミアリーグやFAカップ(FA Cup)のタイトルを複数獲得した。ピッチ外では人気下着モデルという顔も持っていた。
いつまでチームを率いるかは特に決まっていないそうで、「長いか短いかは分からない。次の試合に全力で集中してくれとだけ言われている」と明かしている。しかし一時的にせよ、古巣の立て直しという仕事を任されたことには誇りを感じている。
「非常に光栄だ」「そう感じているし、エネルギーが湧き上がるのを感じる。特別なことだ」「もちろん、クラブの現状と立ち位置は悲しい。しかし同時に、将来やあしたのチームの可能性にはワクワクする」「とても光栄だし、それは選手にも言ってある。『君たちは自分の仕事をしてくれ。私はそれをサポートする』とね」
「良いプレーをして結果を出すことができたなら、これほどチームの士気が上がるものはない」 (c)AFP