【12月1日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第13節が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-2でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に敗戦。一方、RBライプツィヒ(RB Leipzig)は3-2で最下位SCパーダーボルン07(SC Paderborn 07)に競り勝ち、暫定首位に立った。

 バイエルンはレバークーゼンのレオン・ベイリー(Leon Bailey)に2ゴールを許すと、終盤にはフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)を倒した相手DFのヨナタン・ター(Jonathan Tah)が退場処分を受けて数的有利を手に入れたが、最後まで同点ゴールを決めることはできず、ハンジ・フリック(Hansi Flick)暫定監督に代わってから5試合目にして初黒星を喫した。

 少なくとも年内はチームの指揮を執ることが決まっているフリック暫定監督は、ここまでの4試合で16得点無失点とバイエルンの輝かしい歴史の中でも指揮官として最高のスタートを切っていたが、この日はほぼすべてがうまくいかず、ライプツィヒと勝ち点3差の4位に後退した。

 フリック暫定監督は「4連勝したからといって慢心はなかったし、これからもない」「レバークーゼンのカウンターの鋭さは分かっていた。彼らはチャンスをしっかりものにし、われわれにはそれができなかった」と話した。

 パーダーボルンと敵地で対戦したライプツィヒは、パトリック・シック(Patrik Schick)とマルセル・サビッツァー(Marcel Sabitzer)、さらにティモ・ヴェルナー(Timo Werner)の今季リーグ戦13得点目で前半だけで3-0と大量リードを奪った。

 ところが迎えた後半は流れが一変。前週ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と3-3の引き分けを演じたパーダーボルンが猛烈な反撃を見せ、ストレリ・マンバ(Streli Mamba)とクラウス・ギアスラ(Klaus Gjasula)のゴールで1点差に迫ったが、ライプツィヒが持ちこたえてボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchenglabach)と勝ち点2差の暫定首位に浮上した。

 ベルリンでは、元ドイツ代表で米国代表の元指揮官でもあるユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)監督がヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)での初陣を迎え、満員のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と対戦した。しかしチームは、後半の45分間を1人多い状態で戦いながら1-2の敗戦を喫している。

 勝利したドルトムントは、マッツ・フンメルス(Mats Hummels)が退場になりながらも勝利し、ライプツィヒと勝ち点4差の暫定5位に順位を上げた。

 ボルシアMGは、1日のSCフライブルク(SC Freiburg)戦に勝利すれば今節も首位を守れる。(c)AFP