【11月28日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)は27日、成績不振のためアンテ・チョヴィッチ(Ante Covic)監督を解任し、ドイツ代表や米国代表を率いたユルゲン・クリンスマン(Juergen Klinsmann)氏を新監督に迎えたと発表した。クリンスマン氏の任期は今季終了までとなる。

 リザーブチームを6年にわたり率いたチョヴィッチ監督は今年7月に就任したばかりだったが、チームが24日のFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦に0-4で敗れ、リーグ戦4連敗となったことを受け解任された。

 現役時代、西ドイツ代表でW杯(World Cup)を制した55歳のクリンスマン氏は、今月初めにヘルタの監査役会のメンバーに任命されていたが、降格圏に近い順位に沈むチームを率いることになった。

 クリンスマン氏は急きょセッティングされた記者会見の場で、「力添えできることを誇りに思う」「私の父は熱狂的なヘルタファンだったし、息子もこのチームで2年間プレーした。だからこのクラブでは知っている顔が多い」とコメントした。

 クリンスマン氏の監督としての初陣は、30日にホームで行われるボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦になる予定。(c)AFP/Ryland JAMES