首位リバプールが勝利、分けた王者シティと勝ち点11差に
このニュースをシェア
【12月1日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは30日、第14節が行われ、リバプール(Liverpool FC)が勝利した一方でマンチェスター・シティ(Manchester City)は引き分けに終わったため、両チームの勝ち点差は11に開いた。
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)をホームに迎えたリバプールは、2日に発表される2019年のバロンドール(Ballon d’Or)をリオネル・メッシ(Lionel Messi)らと争うビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)が、セットプレーからトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)のキックに頭で合わせて2点を決め、25分までに2点のリードを奪った。
76分にはGKアリソン(Alisson Ramses Becker)がペナルティーエリア外で手を使って退場処分を受けると、これで与えたFKを相手主将のルイス・ダンク(Lewis Dunk)に決められて1点差に迫られたが、10人のまま逃げ切って貴重な勝ち点3をつかんだ。
試合終盤の緊張感のある展開について、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「必要ないものだった」「こちらには信じられないほどたくさんのチャンスがあった」とコメントした。
「アリソンがレッドカードをもらい、アドリアン(Adrian)は脚も手も冷えた状態で入ることになったが、良いセーブも二つ見せた」「選手はピッチで全力を尽くした。勝利への意欲は信じられないほどだった」
リバプールが今季ここまでよく見られるように、ベストの状態ではない中で勝ちきったのに対し、ニューカッスル(Newcastle)と対戦したシティは2回先行しながらも手痛い引き分けに終わり、またしても勝ち点を取りこぼした。
敵地セント・ジェームズ・パーク(St James' Park)に乗り込んだシティは、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のゴールで先制したが、イェトロ・ビレムス(Jetro Willems)にすぐさま同点ゴールを許すと、82分にはケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)の見事なミドルシュートで勝ち越したが、ニューカッスルも迎えた88分、FKの巧みなサインプレーからジョンジョ・シェルビー(Jonjo Shelvey)が同点ゴールを決めた。
80パーセント近いボール保持率を記録しながら、勝利を逃したシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「ここ数シーズンと同じように頑張っている。同じように得点を目指しているが、なかなかゴールが決まらない」とコメントした。
取りこぼしをしたシティ、また1日にエバートン(Everton)と対戦するレスター・シティ(Leicester City)と勝ち点で並ぶチャンスがあったチェルシー(Chelsea)も、ウェストハム(Westham)に0-1で敗れてここ2か月の好調ぶりがトーンダウンしている。
ウェストハムは後半開始直後の48分、アーロン・クレスウェル(Aaron Cresswell)が利き足ではない右足できれいなシュートを決め、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督の解任危機がささやかれる中で公式戦9試合ぶりの白星を手に入れた。(c)AFP