【11月27日 AFP】米首都ワシントンにあるホワイトハウス(White House)と連邦議会議事堂が26日、ワシントン上空で飛行制限空域への侵入の疑いがあるとの警報を受けて、1時間近く閉鎖される事態が起きた。発令から数時間が経過しても、政府関係者は警報が出された原因について説明しなかった。

 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のアンドリュー・ヘネシー(Andrew Hennessy)少佐はAFPに対し、26日朝に「注意を引く航跡」がレーダーに映り、これが懸念を引き起こしたと説明した。

 厳しく規制されているワシントン上空に近づく正体不明の飛行機らしきものを調べるため、NORADが配備した米沿岸警備隊(US Coast Guard)のヘリコプターが向かったが、何も発見できなかった。
 
 ヘネシー氏は、鳥の群れが警報の原因ではないかとの臆測についてコメントを避けた。

 警報を受けてホワイトハウスは1時間近く閉鎖されたが、この間にドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とメラニア(Melania Trump)夫人が何をしていたのかは明らかになっていない。(c)AFP