【11月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は25日、FWセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が大腿(だいたい)部のけがにより「数週間」離脱することになったと明かし、来月行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのダービーマッチを欠場する見通しだと語った。

 アグエロはシティが2-1で勝利した23日のチェルシー(Chelsea)戦で負傷。グアルディオラ監督は、同選手の正確な離脱期間は分からないとしながらも、来月7日に敵地で行われるユナイテッド戦には出場できないと認めた。

 26日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)戦に向けた記者会見で、グアルディオラ監督は「彼は数試合を欠場することになる。はっきりとした期間は分からないが、数週間はチームを離れる」とコメントした。

 また、アグエロがマンチェスターダービーを欠場することになるかと問われたグアルディオラ監督は「イエス」と答え、この件についてさらに質問されると「奇跡が起きるかもしれないが、そうなるとは思わない」と述べた。

 アグエロの離脱により、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)にはチャンスが訪れるだろう。22歳のジェズスは今季の公式戦で5ゴールを挙げているが、エースの存在により先発出場はわずか8試合にとどまっている。

 記者会見でグアルディオラ監督の隣に座ったジェズスは、「セルヒオがけがをしたからハッピーじゃない。友人が負傷するときは良い気分ではないが、僕はここで毎日努力しているし、試合に出場する準備はできている」と話した。

 ジェズスはまた、ベンチに座る試合が続くのはフラストレーションがたまると認めたものの、不満は口にしなかった。

「シティに移籍すると決めたとき、難しい挑戦になることは分かっていた。クラブの最多得点記録を持つセルヒオがいるからね。彼は毎試合ゴールを奪う」「そのことは理解しているが、ペップ(グアルディオラ監督の愛称)が率いるこのビッグクラブで、トッププレーヤーとともにプレーする機会はあると思う。それがここに来た理由だし、楽しみながら学びたい」

 シティはチャンピオンズリーグのグループCで2位に5ポイント差をつけて首位に立っており、プレッシャーがほとんどない状態で26日のシャフタール戦を迎える。この試合で引き分け以上の結果を残せば、1試合を残して7シーズン連続となる決勝トーナメント進出が決まる。(c)AFP