【11月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は25日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)を退団したFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の加入がうわさされる中、チームが同選手を獲得する「可能性はゼロ」と明かした。

 モウリーニョ監督は、過去にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でイブラヒモビッチと共に戦ったが、現在チームの同じポジションにはハリー・ケイン(Harry Kane)がいるため、38歳のストライカーを補強しても意味がないと述べた。

 イブラヒモビッチの獲得に動くつもりかと問われたモウリーニョ監督は、「つながりという点では、みなさんの考えは正しい。われわれには単なるつながり以上のものがある」とした上で、「情熱と理解がある。選手としても人としても素晴らしいが、『ノー』と言いたい。可能性はゼロだ」と答えた。

「われわれにはイングランドで最高のストライカーがいて、彼は世界でも屈指のFWだ。ズラタンのような特徴のストライカーを獲得しても全く意味がない。もちろん彼は30代後半だが、それでもいまだに世界のどのクラブでもプレーできる選手だ」

 先週トッテナムの指揮官に就任したモウリーニョ監督は、多忙な1週間を過ごした。

 21日に就任後最初の記者会見に出席すると、その2日後にはウェストハム(West Ham)との初陣に臨み3-2で勝利。さらに26日には、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のオリンピアコス(Olympiakos)戦を控えている。

 昨シーズンのファイナリストであるトッテナムは、この試合で勝利すれば勝ち上がりが確定する。また、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)がレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)に引き分け以上の結果を残した場合は、ドローでも決勝トーナメントに駒を進めることができる。

 スパーズにおけるモウリーニョ監督の任務の一つは、前指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏が成し遂げられなかったタイトルの獲得だ。

 ポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)とインテルで欧州制覇を経験しているモウリーニョ監督は、「私はサッカー界のすべての人と同じくらいこの大会(チャンピオンズリーグ)を愛している」とコメントした。

「チャンピオンズリーグの優勝は誰もが夢見ること。すべての人がチャンピオンズリーグ制覇の機会に恵まれるわけじゃない。それを2度も経験できた私は幸せ」

「3度目の優勝を成し遂げたいか? もちろんだ。そうなればうれしいが、その難しさも理解している」

「だがこの選手たちがいれば、どんなチャンピオンズリーグの試合も決して恐れることはないだろう。繰り返すが、われわれは決勝トーナメントに進む必要がある。そのことに集中しているし、いつもそう言っている」 (c)AFP