【11月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のFWハリー・ケイン(Harry Kane)は25日、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を「勝者」と評し、新指揮官がチームに待望のタイトルをもたらしてくれることに期待していると述べた。

 前指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏の後任に任命され、11か月ぶりにチームを率いることになったモウリーニョ監督は、初陣となった23日のウェストハム(West Ham)戦に3-2で勝利。トッテナムにとって、リーグ戦のアウェーゲームでは1月以来の白星となった。

 自身が世界有数のストライカーになれたのはポチェッティーノ氏のおかげだと信じているケインは、同氏が解任された後に自宅を訪れたという。以前からポチェッティーノ氏を慕っていたイングランド代表の主将は、「これまでのキャリアで一度も経験したことがない一週間だ」とコメントした。

「火曜日(解任が発表された19日)の夜は、選手全員が大きなショックを受けたが、そこからすぐに状況が変わった」「新監督が一気に決まり、サッカー界で指折りの指揮官がチームを率いることになった。だから、自動的に頭を切り替え、試合に集中しなければならない」

 昨季はトッテナムを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の決勝に導いたポチェッティーノ氏だが、結局タイトルを手にすることなく5年半の任期を終えることになった。

 これまでもトッテナムでタイトルを獲得したいと口にしてきたケインは、モウリーニョ監督が自身の目標達成を後押ししてくれることに期待している。

「監督はこれまでに率いたすべてのクラブでタイトルを手に入れた。それは紛れもない事実」「彼は常に勝利を欲していて、勝者であることは証明済みだ。僕はタイトルを取りたいというキャリアの段階に来ていることをはっきりと示してきた」「このチームでタイトルを手にしたいという意志も示してきた。僕らにとって大きな一年になる」

 また、モウリーニョ監督の実績が選手たちの自信につながるとの考えを示し、「今は全員がほぼ真っさらな状態で、それぞれ何ができるかを監督に示すことができる。選手たちがこの機会をうまく生かせればうれしい」と付け加えた。(c)AFP