スズメバチに襲われ死者相次ぐ、巣を壊そうとした子どもも インドネシア
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【11月23日 AFP】インドネシアではここ2週間、スズメバチの群れに襲われ、3人が相次いで死亡した。保健当局が22日、明らかにした。同国では近年、スズメバチによる襲撃が数百件報告されていた。
同国の西ジャワ(West Java)州では20日、子ども4人がツマグロスズメバチの巣を壊そうとして攻撃を受け、11歳の男児1人が死亡した。ツマグロスズメバチは攻撃的な性質で知られ、刺されると生死に関わるアレルギー反応を引き起こしかねない。
中ジャワ(Central Java)州クラテン(Klaten)では今月、高齢者2人がスズメバチに襲われて死亡。現地の集計によると、この地域では昨年1年間に7人がスズメバチに刺されて死亡しており、過去10年間では数百人がスズメバチに襲われた。
同市保健局の局長によると、さらなる被害に備え、市内各地にある数十か所の診療所が警戒態勢を取っているという。(c)AFP