【12月2日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ北部ビハチ(Bihac)郊外にある難民キャンプ「ブチャック(Vucjak)」で、テントの中のたき火に当たる不法移民の男性。

 移民は、欧州連合(EU)加盟国である隣国クロアチアへの不法入国を試みるも、当該地域と国際政治のはざまで身動きがとれず、生活環境が不十分な急ごしらえのキャンプ地に留め置かれたままだ。

 最近では、キャンプ地の生活環境は悪化の一途をたどり、健康上の脅威となっている。冬の到来に加え、食糧は乏しく、緊急時に限定された医療しかない。ボスニア・ヘルツェゴビナ中央政府は、EUから支援を受けているとはいえ、この火急の危機を乗り越える計画も能力も欠いている。(c)AFP