【11月20日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)は19日、妊娠中の恋人に暴行を加えた疑いで逮捕されたRBマーク・ウォルトン(Mark Walton)を解雇したことを発表した。

 クリス・グライアー(Chris Grier)ゼネラルマネジャー(GM)は、同日に事件が発覚した後、ウォルトンを放出したことを明かし、「けさ早く、マーク・ウォルトンの件で警察沙汰になっているのを知った」「選手には高い基準を求めていて、こうした事態は深刻にとらえるようにしている。現時点で、これ以上言えることはない」と話している。

 地元紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)によると、ウォルトンは19日未明、フロリダ州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)近郊で恋人に暴力を振るい、警察に身柄を拘束された。同紙が掲載した警察の報告によれば、ウォルトンはパートナーを「壁に押し付け、顔や頭部を複数回殴り」、妊娠中の女性に対する重度の暴行容疑がかかっている。

 2018年のドラフトでシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)に指名され、NFL入りしたウォルトンだが、過去にも警察の厄介になっており、マリフアナ所持と軽度の暴行、銃の不法所持でこのオフに3回逮捕された末、4月にベンガルズを解雇された。

 度重なる逮捕に関連して、11月4日には選手の振る舞いと薬物乱用に関するNFL規則への違反を取られ、4試合の出場停止を科された。(c)AFP