【11月23日 CNS】中国とアラブ首長国連邦(UAE)の警察当局が先日、国境を超えて活動をしていた偽物販売グループに対する摘発を合同で行い、国内外の容疑者57人を逮捕、偽物のぜいたく品2万8000個、対象金額18億元(約280億円)を押収した。

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 上海市の公安機関は今年5月、告発に基づき偽物品の製造販売を行う犯罪グループを発見、すべての知財権侵害商品は海外に運ばれ、一味のなかには多くの外国人が主犯として入っていた。

 この多国籍犯罪ネットワークを徹底的にたたくため、公安部はUAEの警察当局に情報を提供することを決定。中国とUAEの合同捜査により、この犯罪グループの内部組織の状況が徐々に明らかになった。

 これらの外国籍の容疑者は、ドバイで販売代理店を募集し、オーダーを取り、広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で設立した貿易会社を隠れみのとして、中国国内の工場経営者などにルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、エルメス(Hermes)、シャネル(Chanel)などの高級ブランド品の偽物を生産委託。商品ができ上がると物流会社に渡し、「虚偽の申告」や「本物偽物混合方式」などの方法で空輸あるいは海上輸送でドバイまで運んだ。

 UAEにいる影の経営者は、商品が到着すると、販売代理店を組織し、正規品販売などの名義でドバイ現地あるいはインターネット経由で販売を行い、一部の偽物は欧米などへ転売した。

 ルイ・ヴィトンの大中華地区知財権刑事保護執行総監によると、現在、偽物の高級ブランド品には依然として大きな市場需要があり、同ブランドの偽物需要は主として中国の国外にあるという。(c)CNS/JCM/AFPBB News