【11月20日 AFP】スペイン警察は19日、麻薬組織を運営した疑いで、同国出身の元サッカー選手で現役時代はフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)などでプレーしたセルヒオ・コントレラス(Sergio Contreras Pardo)容疑者を逮捕したと発表した。

 警察当局はマラガ(Malaga)やグラナダ(Granada)、セビージャ(Sevilla)で一斉に強制捜査を行い、同国南部のエステポナ(Estepona)でコントレラス容疑者を逮捕したという。

 当局は「約20人を逮捕した。容疑者たちは、およそ1トンの大麻と70万ユーロ(約8400万円)を所持していた」と明かし、捜査が「継続中」であることを示唆した。

 また、コントレラス容疑者は組織の「代表」だったという。当局の情報筋はAFPに対し「彼は組織のリーダーだった」と話し、今回の強制捜査によって携帯型の武器やライフル銃、書類などが見つかったことも明かした。

 スペイン1部リーグのマラガ(Malaga CF)でプロデビューを飾った36歳のコントレラス容疑者は、マルセイユで数シーズンを過ごし、ギリシャやアゼルバイジャン、ドイツ、ボリビア、米国のクラブでもプレーした。(c)AFP