【11月19日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)に参戦するレプソル・ホンダ(Repsol Honda)は18日、MotoGPクラスで6度の総合優勝を誇るマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)の弟アレックス(Alex Marquez、スペイン)が来季からチームに加わると発表した。契約期間は1年。

 2014年にMoto3クラスを制し、今季はMoto2クラスで5勝を挙げるなどして総合王者に輝いたマークVDS(Marc VDS Racing)のアレックスは、前週末に行われた第19戦バレンシアGPを最後に現役を引退したホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)の後釜となる。

 レプソル・ホンダは発表文の中で「彼は中量級から昇格し、最高峰クラスでのデビューシーズンとなる2020年、8度の世界王者に輝いたマルク・マルケスとタッグを組む」と記した。

 今回の発表により、カル・クラッチロー(Cal Crutchlow、英国)とヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)はホンダのトップチームに加入する機会を逃す形となった。

 クラッチローは、MotoGPクラス通算3勝を収め、表彰台を19度獲得している34歳。今季はLCRホンダ(LCR Honda MotoGP)から参戦し、総合9位で終えた。一方、Moto2クラスで2度の総合王者に輝き、昨季からMotoGPクラスに参戦していたザルコは、今季途中にレッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)と対立し、ホンダのサテライトチームに当たるLCRの一員としてラスト3戦に出場していた。(c)AFP