【11月18日 CNS】中国・広東省(Guangdong)信宜市(Xinyi)で、知的障害のある12歳の女児が10月に妊娠し、16日に人工妊娠中絶の手術を受けたことが明らかになった。女児が性的暴行を受け、妊娠したのはこの8か月間で2度目だった。前回は今年3月で、警察はすでに介入していたが、悲劇は繰り返された。

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 被害者の文さん(仮名)は、同じように知的障害のある両親と一緒に生活している。叔母の話によると、今年10月に文さんの体形を見ておかしいと気づき、病院で検査を受けさせたところ、妊娠1か月であることが分かった。叔母が記者に見せた「超音波検査報告書」には、子宮内妊娠約5週とあった。

 文さんは今年3月にも超音波検査を受け、妊娠が判明。家族の話によると、文さんは5~6人から性的暴行を受けたことを明かしたとしている。そのときも文さんは病院で人工妊娠中絶手術を受け、取り出された胎児は法医に渡された。

 警察は文さんから聴取した暴行者の体形や容貌に基づき、村人5~6人を連れ出し、DNA親子鑑定を行ったが、犯人は見つかっていない。

 文さんの家族は、一刻も早く警察が犯人を捜し出し、法律によって懲罰を受けることを願っている。そして文さんが再び性的暴行被害に遭わないようにするため、特殊教育学校に入学させ、18歳になるまでのすべての費用が免除されることを望んでいる。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News