【11月18日 AFP】2019世界野球WSBCプレミア12(2019 WBSC Premier 12)は17日、決勝が行われ、日本は5-3で韓国に勝利し、優勝を果たした。

 6か国によるスーパーラウンドを4勝1敗の首位で突破し、決勝に勝ち進んだ日本は、1回表に金河成(Ha-seong Kim、キム・ハソン)と金賢洙(Hyun Soo Kim、キム・ヒョンス)の本塁打でいきなり3点のビハインドを背負った。

 しかし1点を返して迎えた2回裏、山田哲人(Tetsuto Yamada)の左翼席深くに飛び込む3点本塁打ですぐさま逆転すると、7回に浅村栄斗(Hideto Asamura)の適時打で貴重な追加点を獲得。最後は守護神の山崎康晃(Yasuaki Yamasaki)がきっちり三者凡退で締めて勝利を飾った。

 チームを率いる稲葉篤紀(Atsunori Inaba)監督は、試合後のインタビューで「選手が諦めないという気持ちでやっていたので、必ず逆転できると信じていた」とコメント。対戦相手の韓国については「アジアのライバルとして非常に強いので、来年の東京五輪でも良い勝負ができたらいい」と話した。

 同日行われた3位決定戦では、メキシコが3-2で米国から延長10回サヨナラ勝ちを収め、東京五輪の切符を手に入れた。今大会では米大陸とアジア・オセアニアのチームにそれぞれ一つずつ五輪の出場権が与えられる。日本は開催国のため、メキシコと韓国が五輪出場を決めている。(c)AFP