【11月16日 AFP】サッカースペインリーグ(La Liga)は15日、来月6日に予定されている同国1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)対アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦の米マイアミ開催をマドリードの裁判所に止められた。

 スペインリーグは、スター選手を擁するFCバルセロナ(FC Barcelona)やレアル・マドリード(Real Madrid)の試合を海外で行うなどして、世界への市場拡大を図っている。

 国際展開戦略の一環として、同リーグは米国での試合開催に向けて2度目の挑戦に出たが、同国サッカー連盟(RFEF)がその動きを阻止していた。

 昨シーズンはバルセロナとジローナ(Girona FC)との試合を米フロリダ州で行う計画を立てていたが、この時もRFEFからの反対に直面して裁判所に止められた。

 スペイン・プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は、これからも海外で試合を開催する計画を推し進め、それが可能であるか来年2月に開かれる裁判での判断を待つとしており、スペインリーグの試合が米国で開催される可能性は残されている。

 テバス会長は、「15日の裁定は、将来の試合を除外するものではない」「われわれはこれからも努力を続けていく。なぜなら、それが進むべき道と感じているからだ」と述べた。(c)AFP