【11月15日 AFP】フランス南東部は14日から大雪に見舞われ、住民1人が死亡、約30万世帯で停電が発生した。翌15日には、鉄道や道路など交通に乱れが出た。

 地元当局によると、63歳の男性が14日夜、倒木を片付けようとしていたところ、雪の重みで倒れた別の木の下敷きになり死亡したという。

 配電事業エネディス(Enedis)は地元ニュース専門局BFMの取材に対し、15日の停電では主にドローム(Drome)県、アルデシュ(Ardech)県、イゼール(Isere)県、ローヌ(Rhone)県の約30万世帯が影響を受けたと明かした。

 同社は「雪が一部の地域に集中しているため、異例の事態となっている。そのせいで送電線に大きな被害が出ている」としている。

 アルプス(Alps)山脈に近い高地では、24時間足らずで最大積雪量が30センチに達した。リヨン(Lyon)空港でも、15センチの積雪が観測された。(c)AFP