【11月15日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)が、1年以上もプレーから遠ざかっているカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)との契約を結んだと、14日に米メディアが報じた。

 35歳のアンソニーがNBAで最後にプレーしたのは、昨年11月8日に行われたオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)対ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)戦。アンソニーはこの試合でフィールドゴール11本中1本成功の2点しか挙げられず、所属していたロケッツも80-98で敗れた。

 アンソニーは昨季、ロケッツで10試合に出場するも先発はわずか2試合にとどまっており、今年1月にはシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)にトレードに出されたが、ここでは1試合もプレーすることなく、1か月後にはウエーバーにかけられた。

 不振のブレイザーズは現在2連敗中で、ここまで4勝8敗とディビジョン最下位に沈んでいる。

 2012-13シーズンにNBAの得点王に輝き、米国代表の一員として五輪の金メダルを3度獲得した当時の状態を取り戻そうとしているアンソニーは、ブレイザーズ入りが決まれば2016年以降ではこれが自身5チーム目となる。

 アンソニーはキャリア通算で2万5551得点をマークしており、現役選手でこれを上回るのは3万2806得点を挙げているレブロン・ジェームズ(LeBron James)のみとなっている。

 また、キャリア通算での1試合平均24.0得点はNBA史上19番目の数字で、現役プレーヤーでアンソニーより上の順位につけるのは同27.1得点のジェームズ、同27.0得点のケビン・デュラント(Kevin Durant)、同24.5得点のジェームズ・ハーデン(James Harden)しかいない。

 今季、フィールドゴール成功率が44.1パーセントとリーグ全体で23番目となっているブレイザーズは、16日のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)戦を皮切りにロードゲーム6連戦を控えている。(c)AFP