物議を醸す「武装教師」 ある高校が導入を決めた理由 米
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■強力な抑止力
シェルビー郡の保安官、ジョン・レンハート(John Lenhart)氏は、サンディフック小学校の惨劇で同郡の学校がいかに無防備であるかということに気付いたという。だが、教師に講習を受けさせ、武装して廊下を巡回させるという提案をしたことはなかった。「私たちの学校が、西部劇に出てくるような武装したとりでになってほしくなかった」
レンハート氏によると、プログラムに参加している教師らは、面談で厳しく審査され、犯罪歴も調べられているという。また、20時間に及ぶ事前訓練に加え、月1度の再訓練も受けているとしながら、「私の学区は、全米で最も安全な学区の一つだと自負している」と語った。
全6校で計3500人の生徒を擁するシドニー学校区の学区長であるボブ・ハンブル(Bob Humble)氏は、対応チーム制度をいち早く取り入れたことを誇りにしている。これによって、緊急時に迅速に対応できるだけではなく、チームの存在自体が「銃を持つ正気を失った人々」に対する強力な抑止力になると説明する。
ハンブル氏にとって、治安チームを持つことは「常識」にすぎない。「子どもたちはそのことを何とも思っていないし、それについて誰かが話しているのを聞いたこともない――いまや地域社会に組み込まれている」と語った。
学校に孫娘を迎えに来たデビッド・ビショップ(David Bishop)さんは、シドニー高校に対応チームがいることを問題とは思っていないと話す。
また、名字を伏せることを条件に取材に応じた生徒のトムさん(18)は、生徒らが休み時間に「プログラム」について話すことはほとんどないと述べた。「みんな、武器がここに持ち込まれていることを知っているが、あまり興味がない」と話し、教師らが守ってくれると信じていると続けた。(c)AFP/Sebastien DUVAL