【11月14日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は13日、前週末に行われた同国ブンデスリーガ1部の試合中に対戦相手の監督を突き飛ばしたとして、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)の主将ダビド・アブラハム(David Abraham)に7週間の出場停止処分と2万5000ユーロ(約300万円)の罰金を科した。

 アブラハムは10日のSCフライブルク(SC Freiburg)戦で相手のクリスティアン・シュトライヒ(Christian Streich)監督を突き飛ばした。DFBは、アブラハムが「対戦相手に暴行した」として、今回の処分を言い渡した。出場停止期間は12月29日までとされている。

 しかしフランクフルトは直後、アブラハムに説明の機会を与えるため、異議申し立てを行うと発表した。

 33歳のアブラハムは一触即発のムードとなった試合の終盤、ボールがタッチラインの外に出ると肩でシュトライヒ監督を突き飛ばして退場処分となった。試合はニルス・ペーターゼン(Nils Petersen)のゴールでホームのフライブルクが1-0で勝利し、4位に浮上した。

 アブラハムはこの件に関して「あらゆる形で」謝罪しており、独紙ビルト(Bild)によれば、同選手はクラブからも3万5000ユーロ(約420万円)の罰金を科されている。また、罰金は慈善団体に寄付されるという。(c)AFP