【11月11日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長は10日、暫定的にチームを指揮するハンジ・フリック(Hansi Flick)氏を正監督に据える可能性を示唆するとともに、ニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督の解任は選手による要望であったと明かした。

 フランクフルト(Eintracht Frankfurt)に1-5で敗れ過去10年で最悪のスタートとなった翌日の今月3日、48歳のコヴァチ前監督は解任された。

 ドイツ代表が優勝した2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でチームのアシスタントコーチを務めた54歳のフリック氏は、初めて指揮を執った6日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でオリンピアコス(Olympiakos)に2-0で勝利すると、続く9日のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦では4-0で大勝した。

 15日に会長の座を退くヘーネス氏は、フリック氏が正監督になるべきとの見解を示した。独テレビ局スポーツ1(Sport1)のサッカー討論番組に電話ゲストとして出演した同会長は、「理事会は最初にハンジ・フリックについて話し合うべきだ。これは数日中に行われるものと聞いている」と明かした。

 ヘーネス会長は先週、新監督を23日までに発表するとしたが、フリック氏はバイエルンの次戦が行われる同日以降もその座にとどまることが確実となっている。

 また、ヘーネス会長はカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長、ハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)スポーティング・ディレクター(SD)、そして15日の年次総会で新会長に選出される見込みのヘルベルト・ハイナー(Herbert Hainer)氏との話し合いの末にコヴァチ前監督の解任は決まったとし、ルンメニゲ社長の後任として準備を進めている元ドイツ代表GKオリバー・カーン(Oliver Kahn)氏も一定の役割を果たしたとしている。

 またヘーネス会長はドイツ公共放送ZDFで、コヴァチ監督はドレッシングルームで支持を失っていたと明かした。

「間違いなくチームには監督を追い払いたいという要素があった」「そういう理由で上層部は適切に対応した」と話した同会長は具体名こそ挙げなかったものの、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)はコヴァチ監督の起用法に不満を訴えていた。(c)AFP/Ryland JAMES