【11月14日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)は13日、4日目が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-7(3-7)、6-3、7-6(7-4)で第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に逆転勝利し、準決勝進出に望みをつないだ。

 第3セットに2度のブレークを許して1-5と追い込まれたナダルだったが、マッチポイントをしのいで勝利を手繰り寄せた。

「1000回やって1回勝てるかどうかの試合だったが、きょうはそれが現実になった」と喜んだナダルは、最終セットのブレークバックで自信を取り戻せたことが反撃につながったと話した。

「最初のブレークで3-5とすれば1ブレークダウンになる。試合を終わらせることがどれほどタフかは経験上知っている。2ブレークアップしながら最初のサービスゲームを落としたときは特にそうだ。その瞬間に自分にチャンスがあると思った」

 同日には第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-3、6-2で大会連覇を目指す第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を下して4強入りを決めた。(c)AFP/John WEAVER