【11月13日 CNS】中国・財政部によると、中央政府は2019年の農業生産と水利災害救済資金1億元(約15億円)を拠出し、安徽(Anhui)、江西(Jiangxi)、湖北(Hubei)などの5省(市)の干ばつ災害支援を行うとしている。

 財政部が発表したデータによると、7月中旬から8月にかけて、江南地方、江淮西部、黄淮西部などの地域の降雨量は例年に比べ3割から7割少なく、9月中旬以降、洞庭湖(Dongting Lake)、ハ陽湖(Poyang Lake)の水位は例年に比べそれぞれ4.8メートルと5.7メートル低くなり、2012年以来同時期で最低となっている。

 高温晴天の気候の影響を受け、安徽、江西、湖北などの長江流域では干ばつが広がり、一部の地方では干ばつの時間が長くなり、住民の生活と生産に大きな影響を及ぼしつつある。中央政府の1億元は、被災地域の災害対応を支援し、人間と家畜の飲み水の問題を解決するためだ。(c)CNS-経済日報/JCM/AFPBB News