【11月11日 AFP】中国の電子商取引(EC)大手アリババ(Alibaba、阿里巴巴)は、同国で「独身の日(Singles Day)」とされる11日、恒例のネット通販セールを実施し、開始から1時間余りで1000億元(約1兆6000億円)の売り上げを記録した。

 アリババによると、11日未明にセールが開始されてから同社の電子決済サービス「アリペイ(Alipay)」を通じて決済された売上高は、昨年の記録よりも43分早い63分59秒の時点で、1000億元(約1兆6000億円)に達した。また開始からたった68秒で、10億ドル(約1000億円)を記録したという。


 24時間にわたって実施される世界最大規模のこのセールは、今年で11年目。中国のオンラインユーザーらは、電化製品から衣料品、家庭用品まであらゆる物を特価で手に入れようと飛び付いた。

 このセールは毎年の消費者動向を探るのに役立つとされている。中国経済は長期的な減速の最中にあるが、消費者市場は成長が続いており、小売業が依然明るい材料となっている。(c)AFP