【11月10日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第11節の試合が行われ、開幕から驚異的なペースでゴールを量産しているロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2得点を挙げたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との伝統の一戦「デア・クラシカー(Der Klassiker)」で4-0と大勝した。

 前半に頭で、76分に右足で得点を記録したレワンドフスキは、今季バイエルンのリーグ戦と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の全試合でゴールを決めており、公式戦23得点をマークしている。

 フランクフルト(Eintracht Frankfurt)に1-5で敗れた前節から立ち直った姿を強烈に印象付けた王者バイエルンのエースは試合後、「チームはとても集中していた。100パーセントを尽くして改善しなければならないことは理解していた」とコメントしている。

 4月にバイエルンに0-5で敗れているドルトムントは、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)に2点目を許し、終盤にバイエルンから復帰したマッツ・フンメルス(Mats Hummels)がオウンゴールを献上。またしても大敗となった。

 この結果、バイエルンは2位RBライプツィヒ(RB Leipzig)に勝ち点で並ぶ3位に浮上。10日にヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦を控える首位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に1ポイント差に迫った。

 3日にニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督が解任されたことにより暫定的に指揮を執るハンジ・フリック(Hansi Flick)氏の下、バイエルンはこれで2連勝。「チームにとって簡単ではない状況が続いている。十分なトレーニングができていない」と話した同氏は、「選手は改善する義務があることを理解していたし、その通りのことをした」と続けた。

 この試合後、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、23日に行われるアウェーのフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Duesseldorf)戦でもフリック氏がチームを率いると明言している。(c)AFP/Ryland JAMES