【11月8日 People's Daily】世界150以上の国・地域の企業3000社あまりが出展契約を結び、専門のバイヤーと来場者ら50万人が登録を申し込んだ。出展企業の平均展示面積は93平方メートルで、第1回より20%以上増加した。7-10月には関連情報のホットラインに計7万件の問い合わせがあり、前年同期比2万1000件増加した。

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 今回で第2回を迎えた中国国際輸入博覧会(CIIE)は、前回より大規模に、範囲もさらに広く、熱意も高まり、2019年の年末に最も注目と期待を集める国際的大イベントになった。博覧会の誘致力と影響力も会場の外に波及するようになり、非常に大きな拡散効果を発揮した。

 上海市は「6+365日」通年展示取引プラットフォーム第1陣を30か所設置し、展示品が商品にかわるよう促進した。今年5月に開業した虹橋輸入商品展示取引センターは、そのメーンプラットフォームで保税展示、商品取引、物流貯蔵、通関サービスを一体化し、10月末までに26か国の400を超えるブランド、2500種類を超える商品がここで取り扱われた。

 同時に拡散効果はさらに広がって体制やメカニズムの構築にも及んだ。上海税関は輸入博に専門的に対応し、輸入博のニーズにただちに対応するため、上海エキシビションセンター税関を設置。現在、税関は常態化するとともに、円滑化措置が集結したその優位性を十分に発揮し、ほかの国際エキシビションに「ワンパッケージ」の保障と「ワンストップ式」のサービスを提供している。

 輸入博は窓のようなもので、中国の対外開放への決意と取り組みを映し出す。「永遠に幕が下りない輸入博」は、中国内外のビジネスマンの興味の尽きない話題にもなっている。

 第1回輸入博では、ニュージーランドのあるメーカーの新鮮な牛乳がわずか72時間で原産地から中国の消費者の食卓に届き、人々を大いに驚かせた。それから1年も経たないうちに、同社の乳製品のオフラインルートは26の省級行政区域に広がり、オンラインルートはすべての省級行政区域をカバーした。

 三線都市や四線都市、遠い山間地に住む消費者も、「輸入博と同じ商品」を手軽にすぐ楽しめるようになった。スウェーデンのあるメーカーが製造した自動補正して正確に照射する最新式ガンマナイフは、第1回輸入博に登場したあと、わずか3か月あまりで上海の病院に導入され、これまでに2000人を超える中国人患者の治療を行った。

 ここからわかるのは、輸入博は貿易のバランスをよりよく促進するだけでなく、素晴らしい生活の一部へと転換し、実際に人々に満足感をもたらすということだ。ますます良くなる輸入博は、中国の対外開放拡大の固い決意を示すだけでなく、世界経済に新たな原動力をもたらすものでもある。(c)People's Daily/AFPBB News