【11月8日 AFP】スコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)は7日、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)のラツィオ(SS Lazio)戦を前に、イタリア・ローマでファン2人が刺されたと発表した。

 セルティックは、6日未明の襲撃で刺されたサポーター2人は「入院していて、クラブとローマにある英領事館からあらゆる支援を受ける」と発表した。イタリアメディアは、2人はローマ近郊で起きた別々の事件でけがをしていて、どちらも命に危険はないと伝えている。

 グループE突破の懸かる一戦を観戦するため、9000人のセルティックファンがイタリアの首都に渡ると推定されていて、両チームのサポーターによる緊張の高まりが懸念されていた。

 グラスゴーでセルティックが2-1で勝利した10月の試合の前には、ラツィオのファンがファシスト式の敬礼をする様子が映像に捉えられていた。

 これに対しホームのセルティックサポーターは、イタリアの独裁者ベニト・ムソリーニ(Benito Mussolini)が1945年の処刑後に足をつるされたイラストとともに「指導者に続け」とメッセージが書かれた横断幕を掲げ、ラツィオの極右サポーター「ウルトラス」を挑発した。

 ローマに渡航したサッカーファンは、ASローマ(AS Roma)とラツィオの過激なファンから標的とされることが多々ある。

 数年前には、ラツィオとのヨーロッパリーグの観戦に訪れたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のファンが、カンポ・ディ・フィオーリ(Campo dei Fiori)広場で襲撃され、ASローマのファン2人が投獄されている。このときにはローマの両クラブの極右フーリガン50人が襲撃を企てたとされ、男性1人が刺され、数人がけがをした。(c)AFP