【11月7日 AFP】オランダ・エールディビジのフィテッセ(Vitesse Arnhem)は6日、元日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)の加入が決定したと発表した。契約は今季終了までとなっている。

 現役を続行しながらカンボジア代表の指揮官も務めている33歳の本田は、昨季までプレーしていたオーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)を6月に退団した。

 すると9月にはツイッター(Twitter)上で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に対して、「オファーをください」と打診していた。

 その代わりに、2008年から09年までVVVフェンロ(VVV Venlo)の選手としてプレーしていたオランダに戻ることになった本田は、フィテッセのコメント文の中で、「オランダでプレーするのは久しぶりだ。オランダのファンが自分のことを覚えていてくれるのを願っている」「いずれにせよ、ピッチで感動を与えるために全力を尽くしていく」と語った。

 現在リーグ5位につけているフィテッセは、本田が労働許可証を待っている状態であるとする一方で、インターナショナルブレーク中にはチームに合流するとの見通しを明らかにした。カンボジア代表チームは、2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア2次予選を戦っており、19日には敵地での香港戦を控えている。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)後に代表から退いた本田は、代表98キャップで通算37得点を記録したほか、W杯3大会で得点した初めての日本人選手となった。欧州リーグでは、ほかにロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)やACミランでプレーした経験がある。(c)AFP