【11月6日 People's Daily】昨年に続き、第2回中国国際輸入博覧会(CIIE)が5日に開幕した。会場となる上海の国家エキシビションセンター(National Exhibition and Convention Center)には、150以上の国・地域から企業3000社以上が出展し、「ハイテク」や「初披露製品」が続々とベールを脱いだ。

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 先月22日午前10時、平ボディートラック2台に載せられたパトロール船が会場に運び込まれた。イタリアの高級ボート・クルーザーメーカー、フェレッティ(Ferretti Group)上海事務所の陳鋼(Cheng Gang)首席代表は、その長さ20メートル、高さ6.8メートル、重さ37トンの船を指しながら、「これは今年の一番大きい展示品で、アジアでは初披露だ!」と胸を張った。同社は2年連続の出展で、昨年展示したクルーザーより、今年の195型高速パトロール船のほうが技術レベルが高いとしている。

 第2回輸入博の新たな見どころは?――まず、規模がさらに拡大した。例えば、シンガポールの企業は84社、ニュージーランドの企業は約100社が出展する。今年の展示面積は2度拡大され、36万平方メートルを上回った。出展する企業とバイヤーの数はすでに第1回を超えている。

 次にクオリティーがさらにアップ。世界の最新の抗がん剤、世界で最も細く、最も短いインスリンの注射針、世界中から集まった自然食品など、一流の商品・製品が数多く出展される。

 さらに「イノベーション」をいっそう強化。屋外に自動車の「自動運転」エリアや冬季五輪競技体験エリアなどが新設され、フレッシュ感があり、体験型のプログラムが増えた。新設された「輸入博リリース」プラットフォームでは、部(省)・委員会10機関以上が政策説明や政界・ビジネス界対話などを実施するほか、世界貿易機関(WTO)や国連工業開発機関(UNIDO)などの国際機関が年度報告を発表する。

 そしてランクがさらにアップ。博覧会の一環として開幕した虹橋国際経済フォーラム(Hongqiao International Economic Forum)の国際性、代表性、権威性がより高まった。今回の虹橋国際経済フォーラムは、開幕式と5つの分科会で構成されており、各国・地域から政界、商業界、学界、国際機関の代表約4000人が参加し、世界経済が再び活力を取り戻すために提言を行う。

 最後に成果がさらに充実。第2回輸入博には、取引チーム39チーム、取引サブチーム約600チームが参加する。開催期間中、マッチングミーティングが100回以上開催されるほか、需給ビジネスマッチングミーティングを開催して、ビッグデータを活用したスマートマッチングを取り入れ、出展する中小企業約千社にマンツーマンの商談サービスを提供する。今回の輸入博は、さらに多くの商機、選択、成果をもたらし、各方面によりいっそう満足感を抱かせることができるだろう。(c)People's Daily/AFPBB News