【11月5日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが4日に発表され、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が1位に返り咲いた。ナダルがトップに立つのは、これが8度目。

【写真特集】歴代の男子テニス世界ランキング1位

 3日に行われたパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2019)の決勝では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を6-3、6-4で下し5度目の大会制覇を果たしたが、前年のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)で獲得したポイントを失ったため、ナダルがジョコビッチを抜いた。

 1年前の昨年11月以来となるナンバーワンに躍り出たナダルは、腹筋のけがでシャポバロフとのパリ・マスターズ準決勝を棄権している。

 今年の四大大会(グランドスラム)を2度ずつ制したナダルとジョコビッチのどちらかが世界1位で一年を終える可能性があり、2019年の二人の戦いは最後まで続く様相を呈している。

 仮にナダルがATPファイナルズを欠場、あるいはラウンドロビンで1勝もできなかった場合、ジョコビッチはグループステージで2勝以上して決勝に進めば、ナダルから王座を奪還できる。また、ナダルがラウンドロビンで敗退し、自身が優勝した場合でも、ジョコビッチは世界1位で今年を終えることになる。

 まだ22歳だった2008年8月18日に初めてナンバーワンになったナダルは、世界1位の通算在位期間が197週となっており、同310週のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、同286週のピート・サンプラス(Pete Sampras)氏、同275週のジョコビッチ、同270週のイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏、同268週のジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏に次ぎ、歴代6位となっている。

 パリ・マスターズで準々決勝に進んだガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)は2017年2月以来となるトップ10入りを果たし、20歳のシャポバロフは13ランクアップし自己最高の15位につけている。

 最新ATPランキングは以下の通り。

1位:ラファエル・ナダル/9585ポイント
2位:ノバク・ジョコビッチ/8945ポイント
3位:ロジャー・フェデラー/6190ポイント
4位:ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)/5705ポイント
5位:ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)/5025ポイント
6位:ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)/4000ポイント
7位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/2945ポイント
8位:マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)/2670ポイント
9位:ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)/2540ポイント
10位:ガエル・モンフィス/2530ポイント
11位:ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)/2335ポイント
12位:ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)/2290ポイント
13位:錦織圭(Kei Nishikori)/2180ポイント
14位:ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)/2125ポイント
15位:デニス・シャポバロフ/2050ポイント
16位:スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)/2000ポイント
17位:カレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)/1840ポイント
18位:アレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)/1775ポイント
19位:ジョン・イズナー(John Isner、米国)/1770ポイント
20位:グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)/1747ポイント

(c)AFP