【11月3日 AFP】ボクシング、WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチは2日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、世界ミドル級王者のサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が王者のセルゲイ・コバレフ(Sergey Kovalev、ロシア)からKO勝ちを収めて王座を獲得し、4階級制覇を果たした。

 アルバレスは11回、左フックと右のコンビネーションを打ち込み、王者コバレフがロープの間からリング下に落ちかけるほどのダウンを奪った。

 公式では11回2分15秒でのKO負けを喫したコバレフは、その後倒れたまま陣営や医師の付き添いを受けた。

 序盤はコバレフが安定したジャブを繰り出すなどアルバレスを寄せ付けずに優勢だったが、自身初となるライトヘビー級の一戦に臨んだアルバレスの輝かしいキャリアの中でも、衝撃的なKO勝ちとなった。

 戦績を53勝(36KO)1敗2分けに伸ばしたアルバレスは、シュガー・レイ・レナード(Sugar Ray Leonard)氏やトーマス・ハーンズ(Thomas Hearns)氏、マイク・マッカラム(Mike McCallum)氏に続いてスーパーウエルター級とライトヘビー級の両方で王座を獲得した史上4人目のボクサーとなっている。(c)AFP